世代ギャップを感じるとき…若手の先生から見たベテランの壁とその乗り越え方
- ほいくサポ

- 8月15日
- 読了時間: 3分
はじめに
「ベテランの先生がちょっと怖い」「なんとなく話しかけづらい」
現場に入ったばかりの若手の先生たちから、よく聞こえてくる声です。
もちろん、すべての先輩が厳しいわけではありませんが、「自分とは違う価値観」「歩み寄れない雰囲気」を感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな若手とベテランの世代ギャップについて、よくあるズレの原因とその乗り越え方をやさしく整理してみます。

よくある“ベテランの壁”とその背景
「なんでそんな言い方…?」と思ってしまう
→ ベテランの先生は、長年の経験から“言わなくても分かる”前提で話してしまうことがあります。
悪気はなくても、伝わり方がきつく感じられることも。
「昔はこうだった」って、今と違うのに…
→ 昔のやり方を語るのは押しつけではなく、自分たちも苦労してきた経験の共有でもあります。
そこには「同じ思いはさせたくない」という優しさが隠れていることも。
「なんか怖くて、話しかけづらい…」
→ 実はベテラン側も、「どう関わればいいか分からない」「嫌われたくない」と思っていることがあります。
お互い遠慮しているだけで、すれ違っているケースも多いのです。
若手の先生ができる“ほんの少しのアプローチ”
1. 挨拶とお礼を丁寧にするだけで印象が変わる
→ どの世代にも響く“信頼の第一歩”。やっぱり基本が大事です。
2. 困っているときはあえて“聞いてみる”
→ 「○○で迷ってるんですが、先生だったらどうしますか?」と相談すると、案外やさしく教えてくれるものです。
3. 昔のやり方に触れても“違い”として受け止める
→ 「わかりました」と理解を示すだけでも、関係は柔らかくなります。
4. 一緒にいる時間が長くなくても、信頼は築ける
→ ちょっとした笑顔や雑談でも、関係性は少しずつ築かれていきます。
実は、こうした小さな関わりの積み重ねが、世代ギャップを埋めていく鍵になります。
お互いの背景や考え方が違っても、違いを否定しない姿勢が信頼につながります。
世代ギャップはあって当然。でも「壁」にしないためにできること
世代の違いがあるからこそ、学びもあります。
でも、何も言わずに距離を置くだけでは、信頼も生まれません。
世代ギャップを感じたときこそ、相手を知ろうとする姿勢が大切。
あなたのちょっとした一言が、関係を変える大きなきっかけになるかもしれません。
おわりに
保育の現場はチームで動いています。
ギャップを感じたら、「この人とは分かり合えない」と決めつけず、まずは違いを知るところから始めてみてください。
その一歩が、子どもたちにとっても、先生自身にとっても、いい影響を与えてくれるはずです。

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