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世代ギャップに戸惑うベテランの先生たちへ:今どきの若手とどう向き合うか

はじめに


気づけば、自分が“ベテラン”と呼ばれる立場になっていた。

現場では若手の先生が増え、考え方や関わり方に**「あれ?」と違和感を覚える場面**が少しずつ増えてきました。


今回は、45歳・管理職の視点から見た世代ギャップについて、戸惑いや気づきを交えながら、若手とのよりよい関係づくりについて考えてみたいと思います。


ベテランの先生

現場で感じる“世代ギャップ”の実例


● どんな話題でも熱量が低く、当事者意識が感じられない


何か起きても「自分には関係ない」という距離を取る姿勢。

昔なら、全員で動いたような場面でも、どこか一歩引いたような空気を感じることがあります。


● 先輩の姿を見て“こうはなりたくない”と決めてしまう


努力しているベテランの姿を見ても、それを学びとは受け取らず、

「私はあんな働き方はしない」と割り切られてしまうと、寂しさやむなしさを感じることもあります。


● 先輩が動いていても手伝わない・気づかない


忙しそうな様子に気づいても、自分の担当外であれば手を貸そうとしない。

昔なら自然にフォローし合っていた空気が、薄れてきたように感じる瞬間があります。



「指摘しない」という選択をすることもある


こうしたギャップを感じながらも、実際にはその場で言葉にしないことがほとんどです。

「時代が違うのかもしれない」「今の若手には響かないかも」と思ってしまい、

見守るだけで終わってしまうことも多くあります。


それでも、モヤモヤは残ります。

本当は伝えたい。でもどう伝えたらいいか分からない。

そんな葛藤の中で、距離が広がってしまうことも。



それでも「伝わる若手」には共通点がある


一方で、「この子、応援したくなるな」と感じる若手の先生もいます。

その共通点はシンプルです。


・しっかり挨拶ができる


・ちょっとしたことでもお礼を言える


・素直に「教えてください」と聞いてくれ



ベテランが心を開くのは、「自分の経験を求めてくれている」と感じたときです。

お礼や挨拶は、どんな時代でも強力な“信頼の入口”なんだと、改めて感じます。



ギャップを否定せず、「違い」として受け止める


若手とベテランの間にギャップがあるのは当たり前です。

それを否定したり、「最近の若い子は」と一括りにするのではなく、

「そういう感覚もあるんだ」と知ることから始めてみる。


そして、自分の考えも一方的に押しつけるのではなく、伝える努力をしてみる。

それが、関係を閉じないための第一歩になると信じています。



おわりに


年齢の差があるからこそ、見える景色も、伝えられる言葉も違います。

だからこそ、先生同士が支え合うには、お互いの違いを知ろうとすることがとても大切です。


ベテランとして、背中を見せ続けること。

そして、若手に「この人と一緒に働けてよかった」と思ってもらえるような関わりを、これからも探していきたいと思います。

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