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ノンコンタクトタイムとは?保育の質を高める新しい働き方改革

更新日:7月9日

最近よく耳にするようになった「ノンコンタクトタイム」。保育現場で働く先生方にとって、決して他人事ではないこのキーワード。「結局それって休憩?事務作業?」「なんだか自分だけ抜けるのが申し訳ない…」そんな声が聞こえてきます。

でも実は、ノンコンタクトタイムは保育の質を高める大切な時間。今日は、現場で感じたリアルな声を交えて、この考え方について改めて整理してみたいと思います。


ノンコンタクトタイム

ノンコンタクトタイムって、そもそも何?


簡単に言えば、子どもと直接関わらない時間のことです。連絡帳の記入、書類作成、会議や教材準備など、保育の裏側を支える業務の時間が「ノンコンタクトタイム」にあたります。

最近では、国もこの時間の確保を求めるようになっており、「働き方改革」の一環として注目を集めています。



現場ではどう受け止められている?


とはいえ、実際の現場では戸惑いや不安の声も多く聞こえてきます。たとえば、

  • 「子どもと遊んでいる時間に抜けるのが申し訳ない」

  • 「周りに迷惑をかけている気がする」

  • 「ノンコンタクトの間に事務をこなすけど、集中できない…」

などなど。特に人手が限られている園では、取りたくても取れない現実もあります。



ノンコンタクトタイムは“休む”時間ではない


誤解されがちなのが、「ノンコンタクト=休憩」というイメージ。でもこれは**“より良い保育”のための準備時間**。書類を整えたり、教材を作ったり、職員同士で意見を交わしたり…。この時間が充実すれば、子どもに還元される保育の質も確実に上がります。

「子どもにとって本当に良いことは何か」それを考えられるのがノンコンタクトタイムなのです。



保育の未来に必要な考え方


これから先、働き手不足がますます深刻化する保育業界において、**“頑張りすぎない仕組み”**は絶対に必要です。

ノンコンタクトタイムを当たり前に取れる職場は、職員の働きやすさにも、子どもたちの幸せにもつながっていくはずです。

「抜けてもいいんだ」と思える雰囲気。「お互いさま」と思える風土。それを作っていくのは、園全体の意識です。



最後に:保育の質を高めるために


ノンコンタクトタイムは制度ではなく、“文化”として根付かせることが大切です。誰かが罪悪感を覚えながら取るのではなく、みんなが自然に活用できる園づくりが求められています。

子どもと向き合う時間も大切。でも、それを支える時間も、同じくらい価値がある。

まずは「ノンコンタクトタイムって必要だよね」と話し合うところから始めてみませんか?

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