職員の定着率を上げるうえで「職場の空気」が与える影響は非常に大きいと感じています。制度や待遇だけでは補えない、人間関係の中で感じる安心感や信頼感こそが、職場に長くとどまる理由になります。以前、着任後すぐに9名が辞めた園で、私は雰囲気づくりを最優先に取り組みました。挨拶、感謝、声のトーンなど、ささいな行動の積み重ねが職場の空気を変え、結果的に定着率の向上につながったのです。この記事では、そんな空気づくりの工夫について紹介します。

保育業界で働き始めた直後、9名が退職する異常事態に直面。驚きとともに、職場の問題点に気づき、改善に本格的に取り組みました。大切にしていたのは「モチベーション高く働ける環境をつくること」。面談や日常の声かけ、感謝を伝える仕組みなど、管理職として実践してきたことと、その効果を率直に綴っています。定着率を高めるために本当に必要なのは、制度よりも、職場の「空気」かもしれません。

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